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犬の種類の分類について。図鑑によって違う理由。

約 5 分

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犬の図鑑を何冊か読んでみたり、ネットで調べてみると犬種の分類がどうなっているの?って思うことはありませんか?

今回は犬の分類がどう決められているかを解説いたします!

現在、世界には非公認犬種を含めて700~800の犬種があるといわれていますが、国際畜犬連盟(FCI)により公認されているのが343犬種(2015年1月現在)。そして日本のJKCでは194犬種が公認されています。2015年のデータではJKCに登録されている犬は134種となっています。

団体によって犬種の分類が違う

世界最初の畜犬協会は1873年にイギリスで設立されたケンネル・クラブ(KC)です。続いて1884年にアメリカン・ケネル・クラブが設立されました。その後、他のヨーロッパ諸国でも団体が設立されていきましたが、ばらばらな犬種のあり方を統一しようと作られた国際的な団体がFCI(国際畜犬連盟)です。FCIは1911年にドイツ、オーストリア、ベルギー、フランス、オランダの5カ国で設立されました。

日本の公益法人ジャパンケネルクラブ(JKC)がFCIに正式加盟したのは1979年。JKCは、FCIのアジア地区代表国でもあります。

FCIは原産国イギリス(KC)のスタンダードを採用し、ほとんどはイギリスのスタンダードに準拠しています。アメリカン・ケネル・クラブ(AKC)は、独自のスタンダードを規程していて、本家KCより細かい規定がなされていますが大きな相違はなく、サイズや目など細かい部分での違いが目立つ程度です。

FCI(国際畜犬連盟)の分類

犬の「系統」を重視した10グループ分類方式になっています。

  • 1G.牧羊犬・牧畜犬(シープドッグ・キャトルドッグ、家畜の群れを誘導・保護する犬、※スイス・キャトル・ドッグを除く)
  • 2G.使役犬(ピンシャー&シュナウザー、モロシアン犬種、スイス・マウンテン・ドッグ&スイス・キャトル・ドッグ、関連犬種)
  • 3G.テリア(穴の中に住むキツネなど小型獣用の猟犬)
  • 4G.ダックスフンド(地面の穴に住むアナグマや兎用の猟犬)
  • 5G.原始的な犬・スピッツ(スピッツ、プリミティブ・タイプ、日本犬を含む、スピッツ〔尖ったの意〕系の犬)
  • 6G.嗅覚ハウンド(セントハウンド&関連犬種、大きな吠声と優れた嗅覚で獲物を追う獣猟犬)
  • 7G.ポインター・セター(ポインティングドッグ、獲物を探し出し、その位置を静かに示す猟犬)
  • 8G.7グループ以外の鳥獣犬(レトリーバー、フラッシング・ドッグ、ウォーター・ドッグ)
  • 9G.愛玩犬(コンパニオン・ドッグ&トイ・ドッグ、家庭犬、伴侶や愛玩目的の犬)
  • 10G.視覚ハウンド(サイトハウンド、優れた視覚と走力で獲物を追跡捕獲する犬)

KC(ケンネル・クラブ)の分類

イギリスのケンネル・クラブの分類は猟に役立つか否かで2つに大別し、そこから用途によって7グループに分類しています。

猟犬種(スポーティング・ブリード)

  • 1.ハウンド・グループ
  • 2.ガンドッグ・グループ
  • 3.テリア・グループ

非狩猟犬種(ノンスポーティング・ブリード)

  • 4.ワーキング・グループ
  • 5.トイ・グループ
  • 6.ユーティリティ・グループ
  • 7.パストラル・グループ

AKC(アメリカンケネルクラブ)の分類

KCと同じく7グループに分類されています。FCIを「系統分類」とするならAKCは「用途分類」といえます。

  • スポーティング・グループ
  • テリア・グループ
  • ハーディング・グループ
  • ハウンド・グループ
  • ワーキング・グループ
  • ノンスポーティング・グループ
  • トイ・グループ

分類の違いの例

分類で混乱しやすい例としてミニチュアシュナウザーをあげてみます。

ミニチュアシュナウザーはFCI,KC,AKCではそれぞれどのグループに分類されていると思いますか?

FCIでは第2グループ”使役犬”、KCではユーティリティ・グループ、AKCではテリア・グループとなっています。

実はミニチュアシュナウザーは、血統的にはピンシャー系でテリアの血は入っていないんです。ただし、アメリカにおいては小獣狩りが得意なことや毛質や性格などからテリアグループに分類されています。

このように“用途分類”なのか“系統分類”なのかで本家イギリスKC(KCを基準に含むFCI)とアメリカAKCで意見の相違が見られるんです。

団体による考え方の違いだけなので、どっちが間違っているという訳でもなく、顔も性格もテリアっぽいしテリア種でいいんじゃないの?と考えている人も多いです。

まとめ

図鑑はFCI,KC,AKCのスタンダードを基準にしたものがほとんどですが、犬種の分け方は簡略化して分かりやすくなっている事もあります。嗅覚ハウンド、視覚ハウンドって書かれてても業界の人じゃないと???ってなりますよね。今の分類も改正によって入れ替わったりするので、難しく考える必要はないのかなーと。

でも“用途分類”や“系統分類”で犬種が分けられていると知っておくと、図鑑を眺めている時になんでこの犬種がココに載っているんだろう?と楽しみも増えると思います。(^_^)

記事を書いた人です

kato
Dogs*NOTEを運営している管理人。トリマー歴10年、愛犬トイプードル2匹とのんびり暮らしています。現在ドッグサロンのオープン目指して奮闘中。
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